つけ麺や ろぉじ
2009年 04月 10日
お店の名前は「つけ麺や ろぉじ」。
もう15年以上前、息子が2歳の頃まで4年間住んでいた京都の家にほど近い、懐かしい通りにそのお店はありました。
お店の間口は狭く席もカウンターのみ、京都ならではの「うなぎの寝床」のような造りです。
店構えも「ラーメン屋」さんとは思えない、ちょっと小料理屋さんのような雰囲気です。
つけ麺はここ数年のブームのようで、やはりつけ麺を専門にしているお店の他、家の近所にあるラーメン屋の限定メニューとしても食べたことはありました。
ただ、何といっても今回ここで一番驚いたのは電磁調理器がカウンターに数台置かれていることです。
つけ麺は熱いスープに冷たい麺をつけていただくため、どうしても食べているうちにスープがどんどんぬるくなってしまうのが欠点・・・と私も常々感じていました。
このお店では敢えて器にステンレスのボウルのようなものを用いているため、お好みでそれぞれがスープの器を電磁調理器にのせ、スープをアツアツに温め返しながら麺をいただくことが出来るのです。
スープの器とお揃いで、麺の器もステンレス製(水切りのためのザル付き)です。
麺はちょっとお蕎麦にも似た色の全粒粉がブレンドされているような、シコシコ&モチモチっとした太めの麺。
スープは濃いめのお醤油味で、厚切りチャーシューのざく切りなどが入っていました。(味付けの煮玉子も注文しました)とんこつか鶏ガラかは判断がつかないものの、それ以上に鰹節のような煮干しのような、和風のだしが利いていて麺と合い、とても美味しいです。
「熱いものはより熱く、冷たいものはキーンと冷たく!」は美味しく食べる基本だと思っていますが、そういう意味でもこのお店の「電磁調理器」サービスは嬉しいものです。
(小さな砂時計は「温め返し」の時間を計るものとして置いてありました)
麺を食べ終えた後には残りのスープには、カウンター越しに「魚だし」といわれるものを足してもらい、スープだけをゆっくりと味わうことが出来ました。
カウンターに置いてあるカレー粉や山椒などをちょっぴり加えても、別の風味を楽しむことが出来て楽しそうです。